金融の話を聞きました
某リーディング大学院の授業で元敏腕証券トレーダーの話を聞いて、市場というのは一握りの億万長者を生みだすこと自体を目的にしたシステムなのだなあと思った。
アニメの話にして恐縮だが、TYPE-MOON制作のFate作品における「聖杯」みたいなもので、表向きは全てのプレイヤーに驚異的報酬を得るチャンスを提示して広く参加を呼びかけつつ、本質的にはシステムを構築したインサイダーのみが利するように設計されたということだ。
情報と資金力という勝敗を決するカードで少しでも勝る陣営が利益を全て享受する、そんな巨大資本同士の戦争に個人が与する余地は少ないように思えた。少なくとも、僕は儲けられないと悟った。
講義後に教授陣と夕食を食べた際に、目が覚めるほど美味しい白ワインが供された。白ワインは酸っぱい印象が強かったので強烈なパラダイムシフトである。
C++はじめました
Python大好きなのでRでしかできない統計orネットワーク解析周りの仕事以外は全部Pythonで済ましている。で、Pythonやってると相補的な言語として一番挙がるのがあの闇の言語C++な気がする。Pythonよりめんどくさいけどめちゃくちゃ速いし、インダストリアルな応用が効く、みたいな。
C言語は学部1年のプログラミング入門みたいな授業で触ったのでなんとなく知っているけども、なんとなくやばい気がしたC++は食わず嫌いというか敬遠してきた。
で、今年もE-Cellのハッカソンに参加しよう!みたいなユルい決断をするにあたって、さすがに今回はE-Cell触って適当なモデル作りました〜じゃ許されないよなあと思って、E-Cell自体の開発に少し関わろうと思った。PythonとC++。そう、E-Cellはまさにこの2言語で造られたソフトウェアなのであった。むむ。
そんなわけで今日はオープンラボの店番中に暇つぶしとしてこのサイトでC++の初歩からちまちま勉強していたわけだけれど、ここまでは結構わかるというか、仲良くなれそうな感触で、すこしびっくりした。
もう少し混みいったことを書く段階で厳しさが増すのかもしれないけれど、最初に挫折する感じではなさそうなので、ゆるゆるとやっていきたい。
そのうちにでもStroustrup神のA Tour of C++とProgrammingを読んでみたい。
A Tour of C++ (C++ In-Depth Series)
- 作者: Bjarne Stroustrup
- 出版社/メーカー: Addison-Wesley Professional
- 発売日: 2013/10/03
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログを見る
Programming: Principles and Practice Using C++ (2nd Edition)
- 作者: Bjarne Stroustrup
- 出版社/メーカー: Addison-Wesley Professional
- 発売日: 2014/06/02
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
リュックをですね、買いたいわけですよ
パソコン資料キーボードマウスRoostノートお弁当、学生生活に必要なものを毎日持ち歩くとなると、肩掛けカバンでは肩が死ぬ。リュックの低負荷性に感謝しまくるわけだけど、いま持ってるリュックはなんだか野暮ったいし、調節ひもを引っ張ったら切れてしまったので紐の長さが変えられない。どげんかせんといかん。
そういうことなので、リュックを新調したいと思っている。 せっかくなので良い物にしたいので、このMoopのBackpack No.2を虎視眈々と狙っている。
青にしようか茶色にしようか、はたまたピンクに走ろうか、かれこれ2週間は迷っている。
ボルダリングした
一年くらい前から漠然としたボルダリング欲が存在していて、いつかやってみたいなと思っていた。最近はそれが我慢できないレベルに達したので、昨日ついに下北沢のボルダリングジムに行って登ってきた。
さて、ボルダリングというのはロッククライミングの一種だろうくらいの認識は一般に共有されているはずだ*1。ロッククライミングといっても屋外の岩壁を登るアレではなく、(大概は屋内の)施設のコンクリ壁にカラフルな小石が埋め込まれているヤツだ。ロープやザイルなどは使わず、素手で登っていく。
ジムに行くと、専用の靴を渡され、十分な柔軟の後、登ってみることになった。 素人なのでとりあえず全部の石を使って登ればいいのかな程度の認識しかなかったが、そこはスポーツなので、難易度に応じてレベル分けされたコースに従って登るシステムだった。一番易しい傾斜壁(スラブ)の10級から始めて、2時間の講習の間には二番目の壁の5級コースをクリアすることができた。才能が有るかもしれない。
昔から木登りが好きで、近所の公園の木にしょっちゅう登っていた。ボルダリングの戦略性とゲーム性は木登りのそれと非常に似通っていて、やってみてとてもハマった。通学路で定期券内なので、今後も続けていきたい。
*1:我が母は川登りだと思っていたようだが、彼女は一般人ではない
テーマ考
講義を受けに大学院にはいったわけではないが、今学期は18単位も履修する運びになった。 前述のリーディング大学院の履修要件もあるし、専攻の必修科目もある。 講義を受けるだけならだれでもできるので、やはり本業の研究で成果を上げていく必要を感じる。
ただし、未だに「テーマを持たない大学院生と、彼の進学の年」みたいなよろしくない状況にある。
進学してからはボスと「論文を読んでゆっくり考えましょう」ということになったが、講義が始まってからあまり論文が読めていない。このままだとズルズルとテーマが決まらぬままゴールデンウィークに突入しそうな勢いである。
それでも、一応考えてはいる。 「進化論の哲学」を受講中に、一細胞進化実験系を最適化問題として考えてみたら面白いかも、と思った。 さて、これをいかにコンパクトな実験系に落としこむか、考えよう。