天文学会です

我がICUで日本天文学会の2014年春季年会が開催されている。 東京都内とはいえ、お世辞にも便利とはいえない大沢の森に、全国から数百人の天文学関係者が集って数日間なんやかんやと研究発表をしたり親交を深めたりしている。

生物学の人間なので、天文学会のプログラムに並ぶ「高密度星」「飛翔観」「ALMA」「超新星爆発」などの文字がなんとも新鮮でロマンを感じる。しかし「飛翔観」、飛翔体観察か何かのことだと推察されるが、なんとおしゃれな単語であろうか。

僕はといえば、中高生が自主研究の成果を発表する「ジュニアセッション」の入り口付近に陣取ってICUの理系教育をPRするバイトに従事していた。

天文学が学べる大学は日本でも少ないらしく、この天文学会は絶好のPRチャンスであるとともに、ICUで2015年度から始まる新たなAO入試制度*1の宣伝をやってきた。文系高校生から理転した僕が理系科目の評定平均の話をするのはいささか倒錯した話であるので、もっぱらICUで理学を学ぶとなにが他大学と違うのか、おもにリベラルアーツの話を交えて説明していた。 日本考古学の授業で縄文遺跡を実際に発掘して土器片を見つける話はやはりウケが良い。2000年間眠っていた遺構を掘り起こすのが楽しいのでぜひ履修してもらいたい科目の一つ。

日曜日は公開シンポジウムとして村上陽一郎先生と村山斉先生が話すらしいので行ってみようか考え中。朝から並んでたりして…。

*1:自主研究をプレゼン、出願資格は評定平均4.0以上かつ理科数学の評定4.2以上の生徒というなかなかシビアな