始動

通い始めてから1週間経って、ようやく公式なガイダンスを受けた。 履修の話が主だったが、もちろん某細胞関連の研究倫理の話もあり、きっと全国の大学でこの手の講義が義務付けられていくのだろうと、消費され露と消える紙と時間と酸素に思いを馳せるいい機会になった。

さて、僕が入学した修士課程は30単位の履修が修了要件ということだった。30単位といえばものすごく多いようなするが、ちゃんとからくりがある。所属研究室のゼミで16単位、そしてM2の研究発表を聞いてコメントシートを書くゆるい授業で4単位が降ってくるので、残り10単位(約5科目)を2年間で履修すれば良いという。やはり日本の大学院はコースワークよりラボワークなのだ。

とりあえず必修を除く10単位は自由にとって良いということなので、科学哲学とカオス理論は取ってみようと思う。